どうも、へらやんです。
今回も竿師の聖地、和歌山県橋本市に所在する1965年に紀州製竿組合の試験研究池として開設された隠れ谷池(かくれだにいけ)からお送りしております。
年末ですね。
今年は本当にいろいろなことがありましたね。
来年どころか来月がどうなっているかも分からない状況です。
とはいえ、Focus on what you can control。
自身でコントロールできないこと心配するのではなく、過度に恐怖するのでもなく、適切に注意を払って、自身の身の回りの、自身でコントロールできることにベストを尽くす、来年もこのマインドを持つようにしたいですね。
流行り物はチェックしています。
私は観光業に携わっているので極力、流行り物は自身で体験するようにしています。
ポケモンGO、ビットコイン、GOTOキャンペーンなどなど、多くの人々が利用する理由は身銭を切ってはじめて自分事となり、理解につながると考えています。
というわけで今年の一大コンテンツ、大流行中の劇場版「鬼滅の刃」を家族で観賞してきました。
これもそう、観光のため。
たぶん。
ご存じない方にざっくり作品の説明をすると、太陽の光および呼吸を使った技でないと倒せない鬼を倒すため、多くの仲間を犠牲にしながら戦う青年たちの人間賛歌です。
少年漫画なので少年たちの間で人気が出るのはわかるのですが、大人を巻き込んだ社会的なブームとなり、劇場は家族連れが多かった印象があります。
残酷な描写もある作品がなぜファミリー層に受け入れられているのか私なりに考えたのですが、おそらく少年少女の冒険活劇をとおして、大人から子供に伝えたいことが詰まっているのです。
誤解を招く表現かもしれないのですが、説教臭い。
だがそれがいいのです。
人生は小さな選択の積み重ね。
登場する人物に冨岡義勇という強い剣士がいるのですが、原作の彼のセリフにとても印象的なものがあります。
「生殺与奪の権を他人に握らせるな」
よいですねぇ、シビレますねぇ、子供に伝えたいですねぇ。
自分の人生を他人に任せるな、自己責任でオールを漕いでいくしかないのですよ。私たちの人生は日々の積み重ねなのですが、その日々を細分化した一日一日の中でたくさんの選択をしています。
朝何時に起きて、何を食べて、何を着て、といった日常的なものから、時には自身の人生を左右するような大きな選択、決断をしているのかもしれません。
親が言ったから、社長が言ったから、エライ人が言ったから。
他人の言葉に振り回されていると、それは自身の人生ではなく他人の人生を生きていくことになります。
もちろん良い助言もあるとは思いますが、良いものは取り入れつつも、自分の選択と決断で生きていきたいですね。
あとがき
ここまで書いて気付いたのですが、「他人の言葉に左右されるな」と言いながらフィクションのキャラクターのセリフを称賛するというパラドックスが発生していますね。
ですが私は思うのです。
こういった矛盾こそが人間らしさなのではないかと。
たぶん。
おあとがよろしいようで。