恋野地区には今も中将姫ゆかりの場所が数多く残されており、中将姫の伝説に触れながらたどることが出来ます。中将姫は幼くして母を亡くし新しく継母を迎えますが、継母は美しく才能豊かな中将姫を憎み、父豊成の留守中に、恋野地区にある雲雀山での殺害を計画しました。しかし、罪もない姫を殺すことが出来なかった家来の嘉籐太は、雲雀山で妻と共に姫を育てながら隠れ住んだと言われます。「恋野」という地名は、姫が母を恋しがって「母様恋し、恋し野の…」と詠んだ歌にちなんで名づけられたものです。その後、姫は父親と涙の再会を果たし、都に帰ることとなります。その際、中将姫が村人に残した観音像が、中将ヶ森に祀られています。この後に中将姫は当麻寺で剃髪し、法如比丘尼となり29歳で波乱の人生を閉じますが、中将姫の最期は二十五菩薩来迎があり、天国へ召されていったとの伝説が残っています。

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